土地や中古マンションや中古一戸建てなど中古物件の売却(不動産取引)を考えている人の中には、不動産がいくらくらいの値段で売れるのか気になっている人も多いと思います。
不動産の相場について自分で調べてみようと思ったところ、不動産には固定資産税評価額や路線価、相続税評価額、実勢価格などさまざまな指標があり、違いが分からない人も多いのではないでしょうか?
この記事では、実勢価格とは何なのか、他の価格との違い、実勢価格を把握するメリット、調べ方などを解説します。実勢価格について知りたい人は参考にしてください。
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目次
実勢価格とその他の価格の違い
土地売却や建物売却を検討している人の中には、どのくらいの金額で不動産が売れるか事前に目安を知っておきたいと考えている人も多いと思います。
しかし、不動産の価値を表す言葉は複数あり、それぞれ計算方法(計算式)が異なるため、何を使ってどのように算定すればいいのか分からない人も多いのではないでしょうか?
不動産取引で使用する言葉は専門用語が多く、よく理解せず勘違いしたまま使っていた場合、トラブルに発展する可能性もあるので注意してください。
不動産の価格を表す実勢価格とは何なのか、その他の価格との違いについて詳しく説明していきます。
●実勢価格とは
実勢価格とは、実際に不動産市場で取引されている販売価格(取引価格・時価)です。
リアルタイムの価格なので日々変化しており、同じ不動産でもどのタイミング(時期)で売却するかにより大きく異なってきます。
不動産市場に限らず、多様な市場で実勢価格が使用されています。
●公示地価とは
公示地価とは、国土交通省が1月1日時点における全国2万3,000箇所の標準地で地価調査を実施し、3月中旬に公表(発表)したものです。
1箇所につき2人以上の不動産鑑定士がそれぞれ鑑定評価して決定しています。
リアルタイムではない、標準値の地価であるという点が実勢価格と異なります。
公示地価(地価公示)は国土交通省が管理・運営する「土地総合情報システム」で調査可能です。
●基準地価とは
基準地価とは、各都道府県が7月1日時点における全国2万箇所以上の基準値の地価を調査し、9月下旬に公表したものです。
1箇所につき1人以上の不動産鑑定士が鑑定し決定します。
公示価格と同様、リアルタイムではない、基準値の地価であるという点が実勢価格と異なります。
基準地価は国土交通省の管理・運営している「標準地・基準値検索システム」から検索可能です。
●路線価とは
路線価とは、1月1日時点の約41万地点の価格を7月初旬に公表したものです。
地価公示価格、売買事例価額(取引事例価額)、不動産鑑定士による鑑定評価額、精通者意見価格などから算出します。
固定資産税路線価、相続税路線価と呼ばれるように、固定資産税額や相続税額(贈与税額)など税金の算出に適しており、売買には向いていません。
路線価は国税庁の「路線価図・評価倍率表」から検索可能です。
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実勢価格を把握するメリット
実勢価格はリアルタイムで日々変化する不動産の価格のことでしたが、実勢価格を把握することにどんなメリットがあるのでしょうか?
実勢価格を把握するメリットとして、以下の2つが挙げられます。
・不動産会社の査定が正確か判断できる
・正しい売出価格を設定できる
それぞれのメリットについて詳しく解説していきます。
●不動産会社の査定が正確か判断できる
不動産会社や不動産買取会社(不動産買取業者)などに査定を依頼して提示された査定結果(査定額)が必ずしも適正価格とは限りません。
実勢価格は実際に売買が成立した価格なので、市場の状況をしっかりと反映できているのが特徴です。
適正な査定結果を提示した不動産会社や不動産買取会社を選ぶことにより、高い査定額を提示する悪質な不動産会社を排除できる、好条件での売却が期待できるでしょう。
●正しい売出価格を設定できる
不動産会社の提示した査定結果はあくまでも参考です。
売出価格を決める際は不動産会社の査定に従う必要はなく、売主が自分自身の希望を踏まえながら最終的に決定します。
売出価格は広告に掲載(表示)される価格なので、いくらに設定するかで成約結果が左右されます。
そのため、不動産売却を成功へと導くには、適正な売出価格を設定することが重要なポイント(コツ)と言えるでしょう。
しかし、不動産の売却は人生で何度も経験するものではなく一般人が実勢価格を調べるのは容易ではありません。
そのため、専門家に依頼して実勢価格を把握するのが一般的です。
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不動産の実勢価格を調べる方法
不動産の実勢価格を調べる方法として、以下の2つが挙げられます。
・不動産会社に査定を依頼する
・不動産一括査定を利用する
それぞれの方法を詳しく紹介していきます。
●不動産会社に査定を依頼する
全ての不動産会社の査定結果が実勢価格から大幅にずれているわけではありません。
しかし、正確な価値を把握するためには、1社だけでなく複数社に査定を依頼して、全体の平均値から実勢価格を判断することが重要です。
査定方法は、机上査定と訪問査定の大きく2つに分類されます。
・机上査定(簡易査定)
机上査定とは、実際に現地を確認せずに、これまでの取引実績から査定結果を算出する方法です。
現地確認をしないので査定結果が出るまでの時間が短いというメリットがある一方、現地確認をしない分、査定の精度が低めというデメリットが挙げられます。
・訪問査定(詳細査定)
訪問査定とは、机上査定の内容に加えて、実際に現地確認で得た情報を反映させる査定方法です。
例えば、日当たり(日照)や風通し(通風)、前面道路の状況、建物の劣化状況、周辺環境などを反映させます。
現地確認が必要なので査定結果が出るまでの時間が長いというデメリットがある一方で、現地をしっかりと確認(チェック)する分、査定の精度が高めというメリットが挙げられます。
机上査定を複数社に依頼し訪問査定は机上査定を依頼した不動産会社の中から絞って依頼するのが効率的です。
●不動産一括査定を利用する
複数の不動産会社に査定を依頼するのに手間と時間がかかると考えている人も多いと思います。
そこでおすすめするのが不動産一括査定サイト(一括査定サービス)を利用するという方法です。
不動産一括査定サイトとは、サイトのフォームに必要事項を一度入力すれば複数社に査定を依頼できる手段(仕組み)です。
不動産一括査定サイトを利用すれば、複数社に査定を依頼する手間と時間を大幅に省けるでしょう。
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不動産売却では実勢価格を知ることが成功の秘訣
実勢価格を把握するということは、不動産会社の査定結果が正確かどうか判断する、正しい売出価格を設定する上で重要です。
そのため、不動産売却を成功へと導くには、実勢価格を把握することが必要不可欠と言えます。
しかし、実勢価格を一般人が自分で調べることは容易ではありません。
そのため、複数の不動産会社に査定を依頼し、査定結果を比較、平均値から正確な価値を判断していくことになります。
不動産を売却する際は仲介を依頼するという方法以外に、不動産買取を依頼するという方法もあります。
特に「ソクガイ.jp」は訳あり物件の買い取りにも対応しており、買取価格が市場相場(相場価格)より低くなりがちな不動産買取で相場に近い買取価格を実現している不動産コンサルティング会社です。
仲介手数料も不要(無料)で支出(費用)を抑えることにより利益を増やす効果も期待できるため、不動産の売却を検討している人は一度問い合わせてみてはいかがでしょうか?
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「不動産投資の業界を誰もが挑戦できるクリアな業界に変える!」をモットーに、2016年6月、不動産投資家が集まって立ち上げた会社です。設立以降、不動産投資家による不動産投資家の為の投資コンサルティングサービスを複数展開すると共に、投資用物件の売買も行っています。宅地建物取引士、賃貸経営管理士、AFP認定者等、不動産から資産運用まであらゆる問題を解決する専門家が記事を監修、校閲しています。不動産を売りたい方、買いたい方、不動産にまつわる様々な疑問・問題を抱えている方へ役立つ情報をお届けします。